エクストリームE:<br>氷と炎の<br>レース

エクストリームE:
氷と炎の
レース

世界一過酷なラリーでタイム、暑さ、寒さ、風、粉じんと闘うボッシュの各種工具

世界一過酷なラリー

エクストリームEは、気候変動への関心を高めるために、世界で最も過酷な環境で電動SUVがレースを繰り広げる、他に類を見ないモータースポーツ選手権です。この選手権が初めて開催された年、クルーは50個のコンテナを積んだ貨物船で、世界の僻地を巡りました。クルーはサウジアラビアの砂漠からグリーンランドのフィヨルドまで、近くに送電網もないような世界で最も過酷な環境下で 全力で仕事に取り組まなければなりません。自動車やプロ用電動工具向けの バッテリー電源の限界がこれほどまでに試されたことはかつてありませんでした。

世界で最も過酷な環境での建設はたやすいことではありません。それでも、ボッシュプロ用電動工具の適切な工具を使えば作業をよりスムーズにこなせます。

注)本文で使用されている製品は、日本国内では未発売の製品が含まれる場合があります。製品の性能は搭載するバッテリーの種類、機種によって最大出力が異なります。

ケスター・ウィルキンソン、エクストリームEのイベントマネージャー
エクストリームEでの苦労の1つは、世界で最も厳しい環境で作業することです。

ケスター・ウィルキンソン、エクストリームEのイベントマネージャー

消えゆく氷冠:Arctic X Prixは、グリーンランドのかつてラッセル氷河に覆われていた地で開催されます。

変革を目指して疾走

カンゲルルススアーク、2021年 – 笑みを浮かべたイベントマネージャーのケスター・ウィルキンソンの頭の中では、チームが整備を終えたばかりの Arctic X Prix レースのコースを走り抜けています。彼の周りでは、グリーンランドのカンゲルルススアーク近郊のテント村とレース用インフラが、いつでも次のビッグレースを開催できる状態になっています。ウィルキンソンが率いるチームは、世界で最も過酷なモータースポーツラリーである エクストリームE のコース作りを担当しています。北極圏で開催されるArctic X Prixは今シーズン3戦目のレースです。気候変動問題への関心を高めるために、世界で最も過酷な場所で全5戦のレースが開催されます。「私たちは世界でも飛び抜けて厳しい環境で作業しています」とウィルキンソンは話します。「ですから、ボッシュプロ用電動工具があって助かっています」


気温が上昇するなか、サウジアラビアのウラーでは、容赦のない砂漠の地形がエクストリームEのレーサーとボッシュプロ用電動工具に試練を課します。

極限の地形

酷暑、氷冠の融解、海面上昇など、気候変動の影響はエクストリームEのどのステージでも顕著です。電源のない現場で金属や木材の加工を行うため、ウィルキンソンが率いるチームは、 リチウムイオン18Vコードレス工具シリーズ を頼りにしています。サウジアラビアで開催された Desert X Prix で、チームはBITURBOシリーズのディスクグラインダー、振動ドリルとチップソーが熱や砂、嵐にもしっかり耐えられることに驚きました。「そこらじゅうが粉じんだらけでも、この工具は作動し続けます」と、制作チームのメンバーであるダギー・デイルは話します。「信頼できる製品でなければ、現場に持ち込む意味がありません。結局は壊れて捨てるはめになるからです。でも、これは…」 と彼は BITURBO GWX 18V-15 SC コードレスディスクグラインダーを手にします。 「…ここでも完璧に作動してくれます」


ダギー・デイル、エクストリームEのグローバルプロダクションチーム
ここは電源がほとんどないので、充電して長持ちするバッテリーがあるのは大変助かります。私たちは基本的に電源がない場所で作業しているからです。

ダギー・デイル、エクストリームEのグローバルプロダクションチーム

長い駆動時間と優れた温度管理機能を誇るProCORE18VバッテリーはエクストリームEにとって、電源のない場所でも頼りになる電源となりました。

コンセントがない場所

セネガルでは、 Ocean X Prix レースが海岸侵食の進む砂浜を舞台に行われました。レースが遠隔地で開催されることを考慮し、エクストリームEのチームは18Vバッテリーの長い駆動時間と耐久性に大きな信頼を寄せています。「ここは電源がほとんどないので、充電して長持ちするバッテリーがあるのは大変心強いです」とデイルは話します。「丸のこをコンセントにつないで切断するというわけにはいきません。私たちは電源がない場所で作業するため、バッテリー電源が欠かせないのです」。過酷な作業では、 ProCORE18Vバッテリー が最大限のパフォーマンスを発揮します。最新のセルテクノロジーとクールパック2.0テクノロジーによる優れた温度管理機能により、チームはバッテリーを何度も交換することなく、作業を円滑に進めることができました。


ぐずぐずしている暇はない:エクストリームEのメカニックはBITURBO GSD 18V-LI HT コードレスインパクトレンチを使って大型タイヤを素早く交換します。

厳しい時間との戦い

イタリアのサルデーニャで開催される Island X Prix では、電動SUVが柔らかい砂の上でタイトなコーナリングを強いられます。「難しい地形で、マシンはレース中に大きなダメージを受けます」と話すのは、単独サプライヤーとしてすべての車両を担当する スパーク・レーシング・テクノロジー のモータースポーツ責任者を務めるピエール・プリュナンです。「特殊な環境下での作業は容易ではなく、我々のリソースも限られます」。レースは同じ日に立て続けに行われることが多いので、悠長にしている時間はメカニックにはありません。彼らが最も重宝している工具の1つが プロ用コードレスインパクトレンチGDS 18V-LI です 。最大トルク650Nmのインパクトレンチは、チームが休みなくタイヤを素早く交換したり修理するのに役立ちます。「いつでもすぐに使える状態の優れた工具が手元にあるのは大変助かります。これによりオペレーションがスピードアップします」


ピエール・プリュナン、スパーク・レーシング・テクノロジーのモータースポーツ責任者
難しい地形で、マシンはレース中に大きなダメージを受けます。メカニックは瞬時に仕事をこなさなければなりません。いつでもすぐに使える状態の優れた工具が手元に必要なのです。

ピエール・プリュナン、スパーク・レーシング・テクノロジーのモータースポーツ責任者

乗船完了!ボッシュプロ用電動工具やバッテリーは、エクストリームEの船内で次のレースをじっと待っています。

バッテリーを積んで

各X Prixレースが終了すると、クルーは50個のコンテナと共に貨物船のRMSセントヘレナ号で次の開催地へと移動します。「工具は何週間も塩分と水分にさらされる厳しい海上環境を移動します」とウィルキンソンは説明します。クルーが驚いたことに、 ボッシュのバッテリー は荒れた海を旅する間、1カ月以上保管された状態でも充電が持ちました。「信頼性が高く、本当にすぐに使えるツールを私たちは必要としています」とウィルキンソンは話します。「ボッシュプロ用電動工具のコードレス工具はボックスから取り出してすぐに使えるので、使い勝手がバツグンです。バッテリーは全機種に対応しているので、ある工具から取り外したバッテリーを別の工具に装着でき、とてもスムーズです」


ボッシュ18Vバッテリーは全機種に対応しているため、エクストリームEでは様々な工具をケースから取り出してすぐに作業することができました。

動き続ける

ボッシュの工具、バッテリー、充電器はすべて L-BOXX(エルボックス)システム に収まります。「工具はすべてすっきりとケースに収納できます」とウィルキンソンは話します。「ケースが本当にきれいに重なるので、工具をボックスに入れて簡単に輸送できます」。しかし、いくつかのケースは閉じられたままになっています。チームは、ほとんどの人が訪れたことのない場所へ旅することになると早い段階から把握していました。そこで彼らはレースのどの局面にも代替プランを用意しました。「通信衛星が故障しても、別の衛星があります。工具も同じです。工具が壊れれば、別の工具が必要になります」とウィルキンソンは話します。「でも、ボッシュプロ用電動工具は壊れないのです。スペアを用意したのですが、なかなか出番がありません」


ケスター・ウィルキンソン、エクストリームEのイベントマネージャー
工具が壊れれば、別の工具が必要になります。でも、ボッシュプロ用電動工具の工具は壊れないのです。スペアを用意したのですが、なかなか出番がありません。

ケスター・ウィルキンソン、エクストリームEのイベントマネージャー

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